
悪性リンパ腫と診断されたけど、抗がん剤の治療費っていくらかかるんだろう?
抗がん剤や放射線の治療費って高いイメージありますよね。
そんな悩みにお答えします。
悪性リンパ腫の治療は「抗がん剤治療」と「放射線治療」が一般的で、僕もその治療を行いました。
がん治療はとてもお金がかかりますので、貯金を使う前に国の補助や会社の福利厚生(保険)を確認しましょう。
僕が4ヶ月間で行った悪性リンパ腫治療費の総額費用を公開します。
リンパ腫と診断されてやるべき事 保険の確認
会社の福利厚生の確認
サラリーマンの方は上司に相談した後、人事部や総務部にも相談しましょう。
- 会社からどういった支援が得られるのか?
- 勤務形態はどうなるのか?
- 有給休暇は使えるのか?
健康保険の確認
がん治療は入院を伴います。
入院費用もかなりの出費となりますので、健康保険の制度を活用し少しでも出費を抑えましょう。
傷病手当
入院を伴う場合働くことができません。傷病手当は働けない期間分のお給料を一部補填してくれます。
以下の、基準を満たす場合に申請ができます。
- 病気やケガで療養中であること
- 医師の支持により仕事に就くことが出来ない
- 連続する3日間を含み4日間以上仕事に就けない
高額医療費制度
社会保険、国民健康保険どちらも「高額医療費制度」を設けています。
一ヶ月の治療費が高額になった場合、限度額を超えた分が高額療養費として後から払い戻されます。
また、事前に「限度額適用認定証」を申請することで、限度額が適用された状態で支払う事が可能です。
限度額は年齢や所得によって変わりますので、詳しくは勤務先や保険事務所へお問い合わせください。
生命保険の確認
個人で加入している生命保険の契約内容によって、入院費用が補填されます。
また、癌の場合は3大疾病特約で一時金を申請する事も可能です。
僕の悪性リンパ腫病状と治療内容
病名:古典的ホジキンリンパ腫ステージ2(悪性リンパ腫)
治療:ABVD療法3クール+放射線治療15回
※4クールの予定でしたが、吐き気がひどく医師判断のもと途中で断念しました。
治療機関:東京都内 大学病院
悪性リンパ腫の治療費 内訳
がんと分かるまでの検査費用
身体に異変を感じ原因を調べる検査のため、健康保険の3割のみ適用となります。
- レントゲン
- 血液検査
- 造影剤CT撮影
- 生体摘出手術
- 病理診断(2回)
- 会社提出用 診断書
がん診断後の進行具合検査費用
- PET検査1回
ここまででも約10万円近い医療費(自己負担)が発生しています。
入院費用
抗がん剤治療を始めるにあたって、副作用の出方を見るため1回目の投与は入院となりました。
- 入院期間8日間 ABVD療法1クール1回目
(高額医療費制度を適用し45,472円減額された状態)
「限度額適用認定証」を病院へ提出すると減額された状態でお支払いできます。
通院での抗がん剤治療費
僕の場合は、通院での抗がん剤治療(ABVD療法)になり2週間に1回ペースで投与していきます。
- 週1回の血液検査
- 抗がん剤(ABVD療法)投与回数:5回
関連記事:僕が経験した抗がん剤治療の副作用について
放射線治療費
放射線治療は病状、進行状況によって異なります。
僕の場合は15回照射でした。月曜~金曜毎日通院し放射線を照射します。
治療費 総額
各種生命保険からの補填
生命保険に加入していたため、治療費を賄うことができました。
生命保険3大疾病一時金:3,000,000円
健康保険傷病手当:37,331円
まとめ
突然のがん宣告はとても動揺します。
「まさか自分がガンになるなんて」そんなとき頭をよぎるのは治療費の金額です。
今健康でもいつがんになるかわかりません。
一度、今加入中の生命保険の契約内容を確認してみてはいかがでしょうか?
