家族の大切さ、今日ある幸せは明日には無いかもしれないという想いで書きました。
僕が一番悔やまれる事は、おばあちゃんを結婚式に呼んであげれなかったことです。
2017年も終わりを迎える12月29日の早朝、母からの電話だった。
母「やまたにくん・・・」
・・・なんか嫌な予感がした。
母「おばあちゃんがね・・・(泣) 昨晩亡くなられたの」
僕「なんで・・・」
手が震えて動揺を隠せなかった。
初孫の僕
さかのぼること18年前・・・
実家で同居していた頃、思春期の僕にとってはぶつぶつ小言を言われるのがうっとうしかった。
汚い言葉を使ったりしてケンカばかり。
18歳で実家を出た僕は、仕事や遊びで楽しい毎日を送り年に1回ぐらいしか実家に帰らないという日々を送っていた。
二十歳を過ぎたころ、家族に感謝しうようと思って敬老の日におばあちゃんへ花束を送った。
「やまたにくんー!お花ありがとう!自慢の孫やわ」と電話がきた。
どうやら嬉しすぎてご近所のお友達に自慢していたらしい。
照れくさいけど、少しはおばあちゃん孝行できたかなという思いで嬉しかった。
おばあちゃんは早くに旦那さん(おじいちゃん)を亡くし、寂しい思いをしていたんだと思う。
おばあちゃんにとって初孫の僕は、毎年帰省するとお小遣いを持たせてくれて「元気でのぉ」って。
仕事が忙しくて3年間実家に帰れず、久しぶりに帰省したときは泣いて喜んでくれた事を今でも忘れません。
「何も変わってないなー!顔見れて嬉しいわ」って。
そんなおばあちゃんは、年々食が細くなり老いていく姿に寂しさもありました。
結婚を誰よりも待ち望んでくれていた
35歳まで自由奔放に生きてきた僕は、家族になかなかいい報告が出来ずにいた。
30歳を過ぎた頃から、毎年の様に「誰かいい人おらんのかー?」って言われるようになって、いい意味でプレッシャーをかけられていた。
あせって結婚するもんじゃないと思っていたので、「いい人がいればねー」ってにごしていたけど、35歳の時今の妻と運命の出会いを果した。
あるイベントで出会って、3日後には付き合って1ヶ月後には婚約するという超超スピード婚。
こんなにうまくいっていいんか?って思ったけど、とんとん拍子で話が進み実家へ報告に行ったんです。
実家につくなり、おばあちゃんが出迎えてくれて満面の笑みで「良かったなー良かったなー」って5分ぐらいの会話だったけど、本当に嬉しそうに話してくれました。
実質、この時がおばあちゃんと最後の会話でした。
いつも気にかけてくれていたおばあちゃん
母から聞いた話によると、いつも気にかけてくれていて夏になると「今年は帰ってくるんかー?」って母に聞いていたらしいです。
本当に結婚してくれた事が嬉しかったみたいで、毎日「良かったのー」って言ってくるって。
そんなおばあちゃんには感謝しかありません。
最後に
おばあちゃんは俺が結婚するのを待ってくれていたのかと思うと、今でも涙が出てきます。
今一番悔やまれることは、
- 結婚式に呼んであげれなかったとこ
- ひ孫の顔をみせてあげれなかったこと
いつか孝行しようと思っても、明日はわからないという事に気付かされました。
今いる家族との時間を大切にしようと想います。
おばあちゃんには、天国から結婚式に参列してもらいます\(^o^)/
ここまで読んで頂いてありがとうございました。