社内ヘルプデスクになるにはどんなスキルが必要?将来性はあるのか心配だなー
こんな悩みありませんか?
この記事は以下の方向けに書きました。
★ITエンジニアから転職を考えているけど、実際にはどんなスキルが必要か知りたい人
★あわせて社内ヘルプデスクの将来性も知りたい。
ぼくは、社内ヘルプデスクを15年間経験してきましたが、パソコンが得意で、人と関わることが好きな方であれば問題なく仕事ができると思います。
それでは解説します。
社内ヘルプデスクとは?
自社の社員向けにパソコン操作やソフトウェアの使い方を教えたり、ハードウェアの管理やトラブル発生時に解決する人たちです。
中小企業だと総務部や情報システム部門などに配属されるパターンが多く、ITに関しての「何でも屋さん」になることが多いです。
大企業の場合は専門業者に業務委託して「常駐型社内ヘルプデスク」として配置している場合が多いです。
常駐型社内ヘルプデスクは、業務範囲が決められているので派遣社員として主婦や未経験者でも採用している企業があります。
社内ヘルプデスクに必要なスキル
パソコンにはトラブルがつきものなので、故障したときの対処スキルを知っておく必要があります。
- パソコンが起動しない
- キーボードが反応しない
- 画面が映らない
- 動作が遅い
- プリンターが動かない
これらは日常茶飯事に起こるトラブルです。
ユーザーは毎日パソコンを使っていますが、人によって使い方が異なります。
パソコンに問題があったり使い方によっていろいろなトラブルが起きたりするので、その人にあった対応が求められます。
ソフトウェアのスキル
Windows7・10は最低限必要
日本企業の多くは圧倒的にWindowsを使用しています。
2020年にWindows7のサポートが切れますが、引き続き利用されることが予想されます。
ただ今から導入されるパソコンについては、Windows10になる場合が多いです。
Windows7と10では操作性や機能面で大きな違いがあるので、今から知識をつけておく必要があります。
Office2013・Office365の活用スキル
Word、Excel、PowerPoint、Outlookなどの業務ソフトウェアは、日常的に使われているので問い合わせ件数も多いです。
Office365を導入している企業の場合、SharePointで企業内ポータルサイトを構築していることが多いです。
基幹システムや導入ソフトウェアのスキル
これは入社後に習得する必要がありますが、先輩社員から教えてもらえたりマニュアルが整っています。
もしない場合でも、柔軟に対応できるよう心構えが必要です。
周辺機器のスキル
代表的な周辺機器はプリンター(複合機)です。
最近はセキュリティが強化され、セキュアプリンターを導入している企業が多いです。
ネットワークのトラブルで印刷出来なかったり、ICカードリーダーの不具合で印刷できないなどのトラブルがあります。
またマイクやWEBカメラを使ってパソコン会議をする企業も増えているので、周辺機器の知識は必須となります。
他にも外部ディスプレイに接続したり、プロジェクター設定についても知識が必要です。
ネットワークのスキル
基本的なLAN配線やWiFiの設定などが求められます。
企業によってIPアドレスの設定が異なりますが、家庭のインターネット接続の経験があれば十分応用は可能です。
大人数でネットワークをシェアするので「ハブ(HUB)」が原因でトラブルが起きる場合があります。
ネットワークのトラブルは、パソコン内の設定・ケーブルの断線・HUBの故障・ビル内の故障・WAN側のトラブルといった流れで切り分けが必要となります。
コミュニケーションスキル
社内ヘルプデスクの一番大事なスキルがコミュニケーションスキルです。
質問してくるユーザーはパソコンに対してあまり知識がないので、優しく対応してあげてください。
また専門用語を連発すると、相手は混乱するので噛み砕いて説明してあげると喜ばれます。
まとめ
社内ヘルプデスクという仕事のやりがいはユーザーの困りごとを解決してあげることで、「ありがとう」と言ってもらえることです。
毎日パソコンを使って快適に業務をしてもらうことで、会社の業績アップにもつながるので社内ヘルプデスクは縁の下の力持ちとも言われてます。
パソコンが好きで得意なあなたなら未経験でも十分にやれる仕事ですし、社内SEへのキャリアアップにも最適です。