僕は2017年に古典的ホジキンリンパ腫ステージ2と診断され、ABVD療法(抗がん剤治療)を行いました。
抗がん剤治療と聞くと、厳しい食事制限があると思っていたんです。
実際にはそれほど厳しい制限は無く、「食べられる物を食べていい」という事でした。
ぼくが抗がん剤治療中に注意していたことや、体に起きた変化をまとめてみました。
あくまでも私の「闘病記」となります。
食べてはいけない物は少ない
主治医の先生からは、細かい食事制限についての指示は無かったです。
「その時食べられる物を食べて大丈夫ですよ」ということでした。
これには正直びっくりでした。
抗がん剤治療が始まる前も、普段どおりの食生活です。
抗がん剤治療中の食事制限
抗がん剤治療を行うと、白血球が減少し免疫力が低下するとのことでした。
免疫力が低下すると、ウィスルに感染しやすくなるので注意が必要です。
- お刺身などの生物を控える
- 十分に加熱調理をする
- お酒は控える
この事から、お刺身は食べませんでした。
大好きだったお酒も治療中は辞めました。
食事制限はこれぐらいだったんですが、それよりも辛かった事があります。
抗がん剤治療後は吐き気でとても気持ち悪いんです。
この影響で、「ご飯を食べる」という行為がつらくなりました。
抗がん剤治療によって味覚が変わる
今まで大好きだったものが、治療中だけ食べられなくなりました。
食べ物の臭いだったり、味で吐き気がします。
水がまずい
ぼくは普段からミネラルウォーターを日常的に飲んでいたんですが、まったく飲めなくなりました。
ポカリスウェットをAmazonで大量に買って飲んでいました。
白米がまずい
僕は白米が大好きなので、これは本当につらかったです…
でも、ふりかけをかけるとなんとか食べられました。
他にもいろんなものが食べられない
抗がん剤治療をした後の3日間は、酸っぱいもの・煮物・味が濃いもの・いろんなものが食べられませんでした。
「食べる」という行為自体もおっくうになっていたんです。
そんな日は味付けを薄くした「うどん」を食べていました。
寛解後の今
抗がん剤治療が終わって6ヶ月経過しましたが、今は好きなものを好きなだけ食べられている毎日に感謝です!
ですが、バランスを考えつつも野菜を多く食べるように心がけてます。
病気になってより健康に気を使うようになりましたし、再発もしたくないですね。
悪性リンパ腫は血液の病気で、原因は未だにハッキリわかっていないんです。
今はとりあえず、健康な毎日を送れる事に感謝してます!